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ベーグルパン図鑑

読み物

開店一年の大人気パン屋さんの言葉から見えてきたパン屋さんに必要なもの(神田川ベーカリー)

図鑑長
図鑑長

パン屋さんは、長年の修業を経てようやくオープンするもの。

そんな風に考えていませんか?


確かに、パン屋さんになるためには長い修行の間に”焼き”,”捏ね”,”発酵”といった、職人ならではの技術が必要。

たくさんの時間とお金が必要な修行が原因で、なりたくてもあきらめる人はたくさんいます。


そんな通説を打ち破った人気店が、早稲田の住宅街の一角にあります。

2017年2月にオープンした「神田川ベーカリー」は、開店から一年で地元に人の間で確固たる地位を築き、さらにパン好きの間でもどんどん知名度を上げている今注目のお店です。


修業期間2週間という短期間で、なぜ多くの人から愛されるパン作りが可能になったのか。

その秘密を、神田川ベーカリーの正木さんにお聞きしました。


インタビュー

正木さん
神田川ベーカリー開店時から現在までパン作りと販売の多くを担う。もともと神田川ベーカリーの前身である雑司ヶ谷のカフェ”あぶくり”のメンバー。


初めは本当に失敗だらけ。お客さんに出せるものじゃなかったかもしれません。


神田川ベーカリーは、「自分の暮らす町を、もっと豊かにするために出来る事をやろう。」という、オーナーの嶋田さんの想いに共感した雑司ヶ谷で暮らし働く女性が中心になり誕生しました。

開店資金もクラウドファンディングで集めたというちょっと変わったパン屋さんです。

しかし、もう一つ珍しい特徴がありました。

開店当初、メンバーで誰もパンを作った事がありませんでした。


お店が出来てもおいしいパンが作れないとパン屋さんにはなれません。

そこで、鳥取の有名店「ル・コションドール」のオーナ―シェフの倉益さんをアドバイザーに呼び、2週間という短い期間ですが、みっちり最低限のパン作りの基礎を学びました。

しかし、予想通り2週間でパン作りを極めるのは難しく、開店当初はわからないことだらけでうまくパンが作れなかったといいます。


「修業期間が短かったせいか、初めは失敗だらけでした。開店初日は倉益さんがほとんど作ってくれて。そのおかげもあってすごく評判も良かったみたいなんです。当然ですよね笑。2回目来てくださったお客様に、前回と味が変わったねって言われることもあって。。。心当たりもあるし、ほんとに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。」(正木さん)


素敵なパンの数々

※ 現在は失敗なんて全く感じさせない素敵なパンの数々が並んでいます。


ある日はパンが膨らまなかったり、ある日は少し焼きすぎたり、毎日がひやひやものだったといいます。

そのたびに、アドバイザーの倉益さんに原因を聞いたりしながら日々少しずつ改善していきました。

お客さんの声もヒントになったといいます。

パンに詳しいお客さんから、様々なアドバイスをもらったり、ときにはお客さんが有名なパン屋さんのパンを差し入れしてくれるという事もありました。


「プロの意見はもちろんすごく助かりました。それと、お客さんから直接意見を言ってくださって。これは本当に大きかったと思います。本当に感謝しかありません。」


努力の甲斐あって、おいしさで評判なパン屋さんに。


地道な努力と地元のお客さんのサポートの甲斐もあり、神田川ベーカリーは徐々においしさで評判になっていきました。

例えば、人気のカンパーニュ。

岩手の国産小麦”ゆきちから”を使用したそのパンは、ほんのり甘くて優しい味です。

いまでは東京でも有数のカンパーニュという評判も。


※ カンパーニュ 神田川ベーカリーのカンパーニュは最高の逸品

神田川ベーカリーのきなこあんぱんやクリームチーズカンパーニュ

※ 他にもおいしそうなパンの数々が


「最近は、お子様連れの方からご年配の方まで常連さんに来ていただけるようになり、本当においしいって言ってくれる方が多くいらっしゃって、だんだん形になってきたなあと。生活の一部になれてる気がして、うれしく感じています。少しづつですが、パンのクオリティも安定して良いものを出せるようになってきたという実感もあります。」


お客さんだけでなく、地元の人とのつながりも多きな特徴。

※ お店とお客さんという関係に終わらない地元とのつながりも多きな特徴


廃棄になりそうなパンを近くの飲み屋さんにもっていったりする試みも、つながりを大事にするところからうまれました。

「初めはてんやわんやすぎて廃棄も出してしまっていました。今は、余った分を近くのワインがおいしいお店にもっていったりします。カンパーニュとか、おかずになるようなパンはワインのおともになりますからね。」


養蜂など、今後も新しいことにもチャレンジをしていきます。


「パン屋になって一年、まだまだ分からないことも多くあります。」


今後は、パンをさらにおいしくなるようにしつつ、パン以外にも新しいことにチャレンジしていくとといいます。


その一つがミツバチの自家生産。

開店当初から、屋上で養蜂をしようという計画がありました。


「ミツバチはまだやっていないんですが、許可を取ってます。

いつにしようかって考えている段階です。出来たら素敵ですよね。」



0から全て初めてで立ち上げられた ”神田川ベーカリー”。

新しいことをやり続けるという姿勢に、知らず知らずのうちにファンになってしまう雰囲気があります。


次行ったときに、さらにおいしくなっていくパン屋さん。

おいしくする努力が目の前で体感できるパン屋さん。

進化するパン屋さん。


神田川ベーカリーはそんなお店です。


おいしいのはもちろん、そんなパン屋さんだからこそ次に行くのが楽しみになり、知らず知らずのうちに常連になってしまうのも納得ですね。


神田川ベーカリー

神田川ベーカリーの店舗情報はコチラ


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